ちよちゃんの傷その１

あず特集へ戻る

ちよちゃんってお金持ちだし頭もいいしいうことなしの、女の子。しかし彼女はある人物のせいで重度の障害を負ってしまった。そのことは彼女の人生を１０度くらい狂わせてしまった。この話はちよが大学に飛び級で進学した後の話である。

「ふぅー。今年のお正月も日本に帰れなかったなー。いそがしくて船でなんか帰れないよ。」ちよはマサマサ工科大学の大学生となっていた。日本からアメリカに来るときは飛行機を避け船旅できた。だが大学での生活は思った以上に多忙で船で時間をかけて帰ることなどできはしなかった。「よし！こうなったら飛行機に乗っちゃいます！！！」

ちよはアメリカに着てからも高校の友達とは連絡を取り合っていた。そして友達とどうしても会いたいがゆえに決心して飛行機に乗ることにしたのだった。飛行機に乗る恐怖感も友達に会えるという期待があればどうてことないようにおもえた。

「プリーズショウミーパスポート。」
「ヒャーユーアー。」
「オー、ゴーアッヘッド。」

「ふう、なんか緊張してきた・・・。」
搭乗手続きも終え、まさに飛行機に乗ろうとした瞬間ちよは思いもしない人たちに出会ってしまった。